飛行機 「あ、飛行機だ!」 私は飛行機を見ると色めき立つ。 だって・・・ あなたは、知らない? 飛行機を100台、指で囲うと願い事がかなうっていうおまじない。 でも、100台見る前にヘリコプターを見ちゃったら 1からやり直しなんだって。 科学的でもなんでもない。 かなうわけない・・・頭の中ではそういう気持ちだってないわけない。 でも、それでもやりたくなっちゃうのが恋する女の子ってもので。 やっちゃってたりするんだなー、これが。 でも、ヘリコプターを見ずに100台なんてなかなか難しいもので。 できないんだって・・・。 でも、とうとうある日、100台目を見たんだぁ・・・ 願い事はもちろん、 「あの人とずっと一緒にいられますように」 もう、私の心はうっきうきだった。 だって、あんなに大変だった飛行機100台。 見たんだよ!? じゃあ、きっと願い事もかなうよね・・・ 私は心の底からそう思っていた。 でも、非科学的・・・非現実的なことは決してかなわないわけであって。 案の定、私の願いはかなわなかった。 一緒にいるどころかどんどん離れていって・・・ それをつなぎとめるために想いを言ったものの、逆効果。 逆にあの人はどこかに行ってしまった。 私を一人おいて・・・ 一緒にはいられなかった・・・ そして、今。 私はまた、飛行機を追い求めてる。 次の願いは 「あの人を忘れられますように・・・」 コメント: いや〜懐かしい詩デス。 2001年7月18日製作。(笑) でも、そのころの事思い出すとちょっと切なくなっちゃいますね^^ |