裏切り




これは、裏切り?



貴方を愛すと心に誓い、

貴方も私を愛して欲しいと祈った夜が

今はとても遠い。

もう、あの頃の私の声は

今の私には届かない。

あの頃の気持ちはもうセピア色。

でも決して嘘じゃなかった。

本当に―――――

永久(とわ)に貴方を愛すると・・・

私は想ってた。



だけど、人の心は・・・儚く移ろいやすいもの。

その言葉は本当で、

貴方を愛していたあの頃の気持ちはもう薄れ

別の人に傾きかけてる。





だけど

その気持ちを

ぎりぎりのところで

留めているのは





貴方を裏切ることへの罪の意識。





貴方を裏切りたくはない。

だって、貴方を愛していた気持ちは本当だから。

「その他大勢」の人間と

貴方をイコールにはできない。

貴方はやっぱり永久(とわ)に私の中ではトクベツで

貴方を愛した自分はホンモノ。

貴方を裏切りたくない。

貴方を裏切ると言うことは





あの時の「私」を裏切るということになるから



あの時の自分を否定したくない。

今の「私」はあの時の「私」がいたからいるわけで。



決して否定したくない。

貴方のことを愛していた自分を・・・。







コメント:
2002.08.03.UP!!!
「好きな人」が移り変わる時のきもち・・・デスネ☆
別に裏切ってるわけでもないのに裏切ってる気分なっちゃうのは・・・
恋する乙女だから♪ですよねぇっVVV



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