優麗な病 貴方への想いが、もどかしい。 ベルトのあたりがキリキリ痛む。 別にきつく締めすぎているわけじゃない。 ネックレスの飾りのあたりがドキドキする。 別に病気なわけじゃない。 その遣る瀬無さに、思わず着ていたベストを掴んだ。 吐息は、恋の吐息だった。 いつも見えるのは後姿。 別に顔が見えないわけじゃない。 貴方の顔がこちらを見ているの時には 私の顔が下を向くから。 どうしようもなく苦しくなるから。 目を閉じて思い出す昔の風景。 そこに貴方はいない。 けれど同じ遣る瀬無さやもどかしさ、そして恥ずかしさがある。 全部、葬り去りたい。 貴方一色に染まりたい。 その思い出のことごとくが、墨汁で塗りつぶしたいような結末だから。 全ての記憶を捨て去って、そして明日を迎えたい。 取れかけたボタンさえつける暇も無く毎日は過ぎて 私は思わず目を閉じる。 耳に入るのは聴き慣れた音楽。 心地よいけれど安らげない。 何も安堵なんて出来ていない。 私の還る場所は、どこにあるのか。 貴方の側にあればいい。 上を目指せば堕ちてくるから私は何も夢見ない。 コメント: 2002.10.20.UP☆★☆ 優麗なな病・・・ま、よーするに恋の病ですけど; まぁとりあえず、楽しくて楽しくてたまらないっ!・・・っていう恋じゃないことは確か。 でも、この詩はちょっとだけいつもと違って・・・現実味を帯びさせてマス; 抽象的な表現が好きな私なんですが、なんかそれだと幼稚カナ?と最近思ったので(><) まぁそれが私の文章、と開き直ってしまえばそれまでですが・・・。 取り敢えず、新しい挑戦!ってことで!!! |