味わいたくない




膝を抱えて ただ座っていた

貴方に嫌われることに怯えて

貴方に嫌われていた



その真っ直ぐで素直な瞳を

見つめ返すことが出来なかった

差し伸べられた手を

握り返すことが出来なかった



恐かった

貴方にもっと自分を知ってもらうことで

貴方に幻滅されてしまうことが

恐かった

貴方が私に愛想をつかせて

離れていってしまうことが

冷たい視線を受けたくなかった

遠い日に 誰かから受けた視線を



もう二度と





今度はその怯えが原因で

貴方が遠く離れていくのに

もう 立ち上がるためには遅すぎて

ただ後悔だけが募る

 

コメント:2004.02.26.
12100GETの邑賈さんへ☆遅くなりすぎですね…。ごめんなさい;
題名は、本分のとあるところに繋がるんですけど、どこかわかりますよね??
味わいたくないから逃げて、傷つこうとしないで、何も手に入れられなかった…。






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