誰にも会いたくないよ
独りにして

暗い部屋
無機質な機械音
熱帯魚の水槽
時計の針
何もかもが気に障る この場所

誰にも会いたくないよ
この場所から一歩たりとも出たくない
全ての人間が 嫌だよ
顔を思い出すだけで苛々するのに
なぜ会わなくてはいけない

パソコンの電源を落とせば機械音は消えるの
熱帯魚を殺せば水槽の音は消えるの
時計を止めれば鬱陶しい針の音は消えるの
電気を付ければ 明るくなるの


この場所にはいたくないよ
この場所から出たくないよ
誰にも会いたくないよ
誰かと会いたいよ


私の中の何かの叫ぶ声が聞こえるよ
どう従えばいいの
私の中は矛盾だらけ

心を無視して生きられない
心に従っては生きられない
足下が寒くてふいに床を確かめる
自分の存在に不安になるから

この場所なら自分の存在がわかるから


私が動けば視界も変わる



でも世界は私がいなくても変わる
 

2004.03.11.
いつもより長い詩かと思う。ただ思うことを書いてみたから。。
何が言いたかったかなんて自分にもわかんないし。







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