聖夜


聖なる夜

決して触れることの叶わない貴方を

愛していた





聖なる夜

貴方との思い出は

増えることも 減ることもなく

ただ その日が過ぎていった





貴方は私に極上の笑みを向けて

「愛しています」

そう呟いた

それが作り物だなんてことは 痛いほどわかっていた









 貴方を愛すること自体が

 普通の人から考えれば変で

  貴方がただの偶像だと言うことは

 誰よりも私がわかっていて









聖なる夜

ただ 貴方に笑いかけて貰っていたけれど

私の心は満たされなかった














コメント:2003.12.24.
ぅあ〜、めちゃくちゃ久しぶりのアップだぁ…。誠に申し訳ない(><)
せっかくなんですし、聖夜の話。
「偶像」というのが一体何を表しているのかは、ご想像にお任せします。
聖夜なのに、ハッピィじゃないってどういうことよ;







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