睡魔
遣る瀬無い…
何なの この気だるさは?
勉強してても 遊んでても
私には 常に
睡魔という悪魔が 付きまとう
昔は ちょっとした灯かりで
睡眠を妨げられた っていうのに
今の私は どんなに灯かりがあったとしても
熟睡してしまう
どんなに 大切な時でも
大好きな貴方の顔を 見ていても
アドレナリンは 放出されなくて
私は 眠くて倒れそう
別に退屈とか そういうわけじゃないのよ
ただ眠いだけ
小さなお葬式
駄目… 駄目ってわかってるのに
私は…
周りからの 顰蹙
…もう何もかもどうでもいい
その辺のバイクなら簡単に抜かす 自転車の上
私の意識は 遠くへ向かう
赤信号も 横から出てくる車も
何も見えない
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