黒い霧
希わくば たったひとつの流れ星を
静かに空を見上げてた
山のてっぺん ひんやりした空気
何人もが見た 流れ星を
なぜか私だけが見えなくて
この中の誰よりも
自分の想い人を信じている自信があるのに
どうして私だけが見えないのだろう
尋ねても返事はない
真っ暗な闇は
音もなく広がって
気がつけば 前が見えなくなる
たったひとつの流れ星すら見えないままに
霧が立ち込めてしまった
私はひとり
道標もなく
希わくば たったひとつの流れ星を
貴方と私を繋ぐ奇跡を願うために
どうか どうか
たったひとつの流れ星を
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