天使を得た男


まぶしい瞳――・・・





空から降りて来た天使だ



君に似合うのは 本当にその言葉だと思った

白い薄衣も 君だからこそ 光る

その瞳に宿るのは・・・

何?



ここが何処だかわからない

そう言う君の 転がるような声

自分が何処から来たのかわからない

不安そうな表情まで

僕を 堕とすには 充分過ぎる



空から舞い降りてきた天使は

僕の頬にそっと手を伸ばす

無垢な君を 変えていけるのは僕だけ

それに気付かないまま 君の手を取った



まぶしい瞳が

僕を見つめる





君はもう僕のもの

 

:2005.01.25.
とある小説の主人公の気持ち。。






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