再会
ふたつ空いていた席
誰が来るのかなんて 考えてなくて
まさか
まさか
貴方だけには 再会してはいけなかったのに―――――・・・
激しく鼓動が 脈打って
手が ガタガタ震えてた
あのとき封印したはずの想いが
とめどなく 溢れてくる
まさか
そんな まさか
嘘でしょう?
嫌な
とても嫌な予感が
胸をよぎる
貴方だけには会ってはいけなかった
私の気持ちをもしあの人から引き離すとしたら
貴方だけだろうな とは
冗談で何度か思ったことはあったけれど
私を奮い立たせていた自信が
あの人を一生想い続けていられるという自信が
がらがら 音をたてて崩れてく
お願い 私を惑わさないで
あの人だけを永遠に想っていさせて
永遠に 永遠に
変わらぬ気持ちを どうか―――――
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