スラム街の少女


「私だって 大変よ」

そう言ってたことが 恥ずかしくなる

13歳で子どもを産んだ少女が

ダイエットに勤しむ 私を 見つめる



もし 類稀なる才能を持っていても

その状況じゃ 何も開花しないのね

ご飯すら ろくに食べれぬ生活を

笑顔で乗り切る彼女を 尊敬する



比較幸福論なんて

あまり 好きではないのだけれど

でも 思わずにはいられない

ああ どうして私は幸せなのだろうかと



誰に対しても優しくなりたい

誰もを愛したい

最近 あまりにも 独りよがりだから

頭を棍棒で めった打ちにされた気分



最低なヒトから 彼女のように輝くヒトに

 
:2007.02.21.
2005.05.14.制作。 健気だった。






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