スラム街の少女
「私だって 大変よ」
そう言ってたことが 恥ずかしくなる
13歳で子どもを産んだ少女が
ダイエットに勤しむ 私を 見つめる
もし 類稀なる才能を持っていても
その状況じゃ 何も開花しないのね
ご飯すら ろくに食べれぬ生活を
笑顔で乗り切る彼女を 尊敬する
比較幸福論なんて
あまり 好きではないのだけれど
でも 思わずにはいられない
ああ どうして私は幸せなのだろうかと
誰に対しても優しくなりたい
誰もを愛したい
最近 あまりにも 独りよがりだから
頭を棍棒で めった打ちにされた気分
最低なヒトから 彼女のように輝くヒトに
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