夏の終わり


あいつに「いいよ」と言った日から

何日かが 過ぎた

たくさん不安はあったけど

私はあいつに 決めた



日に日に あいつが愛しくなってく

はにかんだ笑顔とか

心配そうに私を覗き込む仕草とか



あの夜 強く抱きしめてくれた腕とか

くちびるが腫れるまでキスしたこととか





何もかも思い出すたび ドキドキして

きゅって胸が締め付けられて

「ひとりしか見えてないから」

何度もそう言ってくれるのが

泣けるほど 嬉しい









生まれて来てから今までで

一番長い夏休みが終わろうとしてる

久しぶりに味わった東京の香りは

日常の匂いがした



だけど 夏休み前と今で違うことは



ひとりじゃない ということ







それだけで この街の空気は

どこまでも澄んでいく



どこまでもあいつが愛しくなってく

 
:2007.11.20.
2006.10.04.制作。 なんか色々問題発言がある気がw







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