ひとり暮らし
あなたに 認められていない気がして
気が強い私は
ひとりで腹を立てながら帰った
楽しく料理をして おいしく出来上がって
ひとりで幸せな気分に浸りながら食べた
将来の夢に少しでも近づくように
ちょっとしたことを 始めて
だけど そんなに道が簡単なはずもなくて
つまずいて
急に部屋の静けさがこわくなる
ああ あなたにこんなに側にいて欲しい
寂しがりやの私は
ひとりで泣きながらベッドに倒れこんで
ああ あなたにもうしばらく会えない
現実を思い知って
あなたの匂いのする洋服が苦しくて 悲しくて
ひとりで乗り越えなきゃいけない
こんな涙を流さない人間にならなきゃいけない
こんな私じゃだめ だめなのに
気分を変えよう シャワーを浴びよう
ここが私の家で それは変わらなくて
あなたがここにいないことも 当たり前なのだから
私にできることをしなければ
ひとりで乗り越えなきゃいけないのだから
ひとり暮らしが終わるまで
先は ずっとずっと ながい
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