ぷわぷわ
ぷわぷわ ぷわぷわ
何も考えずに ぷわぷわしていた
ぷわぷわしたもののなかに
ヒンヤリした何かが流れてきた
どこまでもかるくて あったかくて
ぷわぷわしたもののなかに
どこまでもオモくて カタイ
ヒンヤリした何かが流れてきた
ぷわぷわしたものは
その冷たさに驚きながらも
少しずつ 少しずつ
そのヒンヤリした何かを包んでいった
ぷわぷわしたものが
そのヒンヤリした何かを包みきったとき
ぷわぷわしたものは
かるくも あったかくも なくなっていて
ぷわぷわも しなくなっていた
ぷわぷわしたものは
カチカチになって ヒンヤリして
じぶんも
ヒンヤリしたものになった
だけど
ぷわぷわしたものが
なくなったわけじゃない
それはカタチを変えても
なくなったわけじゃないんだ
ぷわぷわしてなくても
きみは
ぷわぷわしたものなのに
カチカチ
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